阪神ミートの衛生管理

阪神ミートの取り組み

阪神ミート東浜工場では、製造される牛正肉・豚正肉において、国際規格であるSQF認証を取得しています。

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SQFとは

食品の安全と品質を確保する事を目的とした国際的認証システムのことです。
SQFはGFSI認証規格であり、そのGFSI※にはウォルマートやコカ・コーラ、ネスレ等世界の流通・食品大手が参加しています。
その為、SQFは世界基準、グローバルスタンダードな食品安全システム認証と言えます。
また、SQFは第三者審査機関による1年に1度の審査が義務づけられており、再認証登録が行われることで、その信頼性が保証されています。

当社がSQFプログラムを取り入れた理由は、お客様に安全・高品質な商品を届けることはもちろん、自社だけで製品の安全・安心を判断するのではなく、外部認証の妥協のない品質管理システムを継続して取り組むことで、より一層の安全性と品質を確保することと工場スタッフの意識の向上や作業の標準化が図れると考えたためです。

弊社はGFSIベンチマーク要件であるSQF level2を上回るSQF level3の認証を取得しています。
SQF level3は『包括的な食品安全・品質マネジメントシステム』が開発、実施されていなければならず、食品安全、法令遵守、トレーサビリティ、事業継続計画、フードディフェンス、製品の品質等に対応するためのハザード分析と管理も要求しており、食品分野に特化した最高峰の規格となります。

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SQFの認証要件

  1. MP(適正製造規範)・SSOP(衛生標準作業手順書)を適格に整備し、文書化する
  2. HACCPプランをCODEXガイドラインに従って文書化する
  3. SQFシステムの要求事項を充たした品質マニュアルを文書化する
  4. 上記の3点が適格に実行され、機能している

SQF 工程管理の例

製造工程において、SQFシステムの専門トレーニングを受け、SQFプラクティショナーの資格を持った専門スタッフの監修により「作業手順」が作成されています。
弊社は、4名のプラクティショナーが従業員を教育・指導を行い、SQFプランを構築しています。
工程上発生する可能性のある危害については「作業手順」の中で管理していますが、特に重要な工程についてはCCP、CQPとして管理して、弊社スタッフが監視しています。

CCP(Critical Control Point) 重要管理点 食品安全危害を制御する重要ポイント
CQP(Critical Quality Point) 重要品質点 食品の品質危害を制御する重要ポイント

【CCP】金属探知機

牛正肉半頭毎、豚正肉納品先毎にテストピースを金属探知機に通過させ、金属探知機が正常に作動している事を確認し、記録しています。

反応した際の対処方法も記録に残し、さらにその対処方法に間違いがないか検証を行います。

【CQP】製品出荷記録

計量、梱包時に商品ラベルに記載されている
・品種
・個体識別番号
・枝番
・加工日
・賞味期限
・ブランド
・性別

を管理記録に記載しています。
出荷前に責任者の検品もおこなっています。